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第64回 高良大社 江戸時代 (其ノ壱) 出会いウォーク

平成21年9月28日開催

 戦国乱世も徳川家によって全国が平定され平和な時代になると、大阪冬の陣で軍功をあげた有馬豊氏が初代藩主として久留米城に入封し、高良玉垂宮への崇敬篤く、荒れ果てた高良山の再建に取りかかりました。また50世座主の寂源僧正が赴任し面目を一新、信仰の山として活気を取り戻しました。

きょうはかつての府中(山麓の御井町)の賑わいをしのんで御井町を中心に歩きます。広手出発で幾度となく通る高良下宮社、古くは高良山一山のうちでしたが、江戸時代からは地域の氏神さんとして守られています。
続いて祇園山古墳。山内には “古墳” 伝承がいくつかありますが、調査が入った古墳の一つ。卑弥呼のものなど諸説ありますが高良山に拠ってこの地を治める、高良山が古代から為政者の心のよりどころだった証の一つです。
祇園山から愛宕社前を通り、岩不動さんへ。お不動様、お地蔵様、毘沙門様三尊の梵字が岩に。神仏習合時代のお山がしのばれます。地域のかたに守られています。
源正寺となりの恵比須さん。現代は車の往来がすごいですからね、気を付けて。新道が開通すれば府中の旧道らしくゆっくりと歩いて史跡を訪ね歩くという趣向も楽しめるかも。
おっとこれも同じ旧道です。古いたたずまいのおうちもまだありますね。車で通りすぎると目にとまらない、歩きならではの発見。よいですね、古き良き町並みを彷彿とさせます。
さらに旧道を歩いて安養寺さん。旧道に面するのは源正寺さん、安養寺さん、そしてお隣の永福寺さん、下宮さん。山内の愛宕さんもかつては。府中の賑わいに思いを。
歩いている途中にこうべを垂れ始めた稲穂が揺らぐ、風が心地いい、そんな気候になりました。9月で暑さもひと段落し、歩きやすくもなってきます。ウォーキングは高良山へ!!
磐井河(いわいご)のお地蔵さん。高良の三泉のひとつ、磐井の清水がわいています。ここ山川に1つ、御井町に1つ(朝妻の清水)、高良内に1つ(徳間の清水)で三泉。
山麓の御井寺さんからまっすぐ、車道を通り過ぎて本参道で会えるお不動さま。とても大きく、思わず手を合わせたくなります。その昔は高良山にまつられていたそう。
ふと下に目をやると彼岸花。9月でしたからなあ。鮮やかな赤色に思わずパシャ。お彼岸、みなさんはご先祖さんのご供養しっかりなされましたかな?
ようやく山のふもと。ここは二ノ鳥居。この前に立ち、石段を見上げると「さあいくぞ」という気になりますね。おそらく車などない時代、多くの参詣者が同じ気持ちとなったでしょう。
旧本坊、最近はここに行くの楽しみになりました。いろんな驚きがありますんで。これから秋には紅葉がり。ここは紅葉の名所ですから、是非時期がきたら来てみてください。
写真上の左は10回記念のかた、おめでとうございます。
30回記念は多かったですね。以下の皆さん。おめでとうございます。
写真上の右:北川さん
写真下の左:別府さん
写真下の真ん中:山崎さん
写真下の右:鹿子島さん
 

9月も末に行われた今回の高良山ウォーク。

朝方は雨でしたが、ウォークの最中はお天気がもってくれました。ありがたいありがたい。

おくんちを前にしたウォークで、山麓の府中のにぎわいに思いをはせながらの山歩きとなりました。

次回は、、、まだ紅葉には早いですかね。でも山歩きには適した気候です。みなさんのご参加をお待ちしております。

 


高良山ウォーキングくらぶ