7月18日、第45回高良山書道展 書道上達祈願祭・書道展表彰式を執り行いました。高良大社での展示に引き続き、8月3日から10日まで、ゆめタウン久留米にて書道展を開催しました。
7月18日(月)10時より、仮殿にて書道上達祈願祭を執り行い、高良山書道展出品者の書道上達、身体健康をお祈りいたしました。
その後、美しい青空が広がる社務所展望所にて書道展表彰式を執り行いました。
竹間宮司による挨拶に引き続き、上位入賞者の皆様の表彰をしました。
今回、筑後地区の小中高校、一般の方々から、総数697点の応募がありました。
昨年より多くの作品が寄せられ、日頃の練習の成果を見事に表現された素晴らしい作品が寄せられました。
厳しい審査を経て、上位入賞者は、特別賞12名、高良大社賞11名、ゆめタウン賞11名、計34名の皆さんに決まりました。
宮司による表彰
最後に、審査委員長の中垣正敏氏より、作品の講評を行っていただきました。
「どの作品も素晴らしいものばかりでした。全体的には非常にレベルの高いものが出品されていて、甲乙つけがたい作品でいっぱいでした。
文字の形は調和がとれているか、文字が正確に書かれているか、筆の運びの緩急・流れがリズミカルであるか、余白を生かしているか、筆づかい・筆順・墨の濃さ・色はどうか等を基準に審査を行いました。
小学生・中学生は、実用的な普通の書体、つまり小学1年生から6年生まで及び中学1年生は楷書、そして中学2年生・3年生は行書、高校生・一般の方々の書は、芸術的な書道としての価値にも重きを置きました」
審査委員長の中垣正敏氏による講評
この度、第45回高良山書道展に出品された皆様、奉納奉告祭、書道展表彰式にご出席されました皆様、誠に有難うございました。
◆上位入賞者の皆様です
高良大社宮司賞 永江 咲好さん(中学1年)
高良大社崇敬会会長賞 江頭 杏和さん(小学2年)
福岡県知事賞 村上 彩乃さん(中学2年)
福岡県議会議長賞 杉本 龍峰さん
久留米市長賞 田中 美帆さん(小学4年) 堤 陽祐さん(小学5年)
久留米市議会議長賞 野口 良香さん 鶴元 葵さん(小学6年)
西日本新聞社賞 渋田 彩水さん(高校2年)
上海堂賞 横田 郁美さん(小学1年)
硯山賞 廣津 大雅さん(小学2年)
審査委員長賞 井上 向日葵さん(中学3年)
◆8月3日から10日まで、ゆめタウン久留米にて書道展を開催しました。
1階展示場の様子です。
作品の前で立ち止まり、皆さんは「上手!すごい」と口々に話されていました。
社報の「たまたれ」34号を発行しております。宮司の「ご挨拶」を掲載しております。 ぜひご覧ください。
高良大社は、年に3回、社報「たまたれ」を発行しております。
6月、社報「たまたれ」34号を発行しました。
今回は、宮司のご挨拶、7月~10月の祭事のご案内、1月~4月の祭事の報告、高良山の信仰「愛宕さん」、平成の大修理工事状況報告、平成の大修理事業奉賛者芳名簿、高良山写真展募集概要などを掲載しております。
高良大社崇敬会の会員の皆様にお送りし、社務所にて無料で配布致しております。
社報「たまたれ」 こちらをご覧ください → 34号
御社殿御屋根葺替工事にともない、平成29年9月末まで、御祈願・結婚式・祭典は仮殿にて行います。御参拝は中門前にての拝礼となります。
平成27年10月27日の仮殿遷座祭以降、平成29年9月末まで、御祈願・結婚式・祭典は仮殿にて行います。
また、御参拝の皆様には何かと御不自由をおかけすることとなります。
仮殿
御参拝は、これまで中門の内にお入り戴き、御社殿前にての拝礼でしたが、工事中は中門前にての拝礼となります。
工事の足場組み立てによる危険防止から本殿裏側の摂社高良御子神社以下末社の真根子神社、印鑰神社、市恵比須神社の各社の前で直接お参りすることが出来なくなります。従いまして、中門に摂末各社の遙拝所を設けますので、こちらから遙(はる)かに拝礼戴くこととなります。
また、宝物館前の境内駐車場も仮殿建設に伴い駐車台数が限られますので、車のお祓いの方、体の御不自由の方以外の皆様には、他所の駐車場をご利用戴きます。
七五三、お正月等には警備員を配置いたします。
工事期間、約2年間に亘り、祭典・ご祈願・結婚式が仮殿での奉仕となりますこと、また御参拝に御不便、御不自由をお掛け致しますことを、お詫び申し上げ何卒ご理解とご協力をお願い申し上げます。
「平成の大修理工事 進捗状況」について 随時、HPにてご報告しております こちらへ →
平成の大修理 工事進捗状況 第二回 屋根の「箱棟」、また下地となる「野地」の補修が行われました。
引き続き工場にて、柿(こけら)板の製作及び、下地となる材料の製作をしております。
5月中旬、その修理材の検査を行い、いよいよ屋根の「箱棟」の補修、屋根の下地となる「野地」の補修が始まりました。
箱棟とは、棟(屋根の頂の水平部分)を箱形に覆ったものをいいます。
近づいて見ると、箱のように覆われているのが、お分かりいただけるかと思います。
毎朝、祓を修した職人さんが屋根にのぼり、心と熟達の技をこめて作業に従事しています。
箱棟・野地の補修部分には新しい材木を使用します。
補修用のその材木には「平成二十七-二十九年修補」との焼印が押され、今回の修理であることが明確化されます。
このように、焼印の押された材木が、あらたに箱棟、また野地として社殿を支えていきます。
遠目にも、新しくされた野地板が白く見えてよくわかります。
また30年後、次回の屋根の葺き替えが行われる時には、この焼印の文字を見て、今回の工事の手法等を確認することができると思うと感慨深い気持ちがします。